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PMS(月経前症候群)に対する鍼灸治療。
2016/03/28
3月28日(月)
40代 女性
8年程前から、月経前の頭痛、めまい、吐き気、肌荒れなどの症状に悩まされている。
お子さんが二人みえ、妊娠、授乳中は上記の症状は無かったが、半年前生理が再開してから再び出現。
現在は生理2週間前からほぼ毎回症状があり、生理が来ると治まるのを繰り返している状態。
婦人科でPMS(月経前症候群)と診断される。
日常生活にも支障をきたす為、知人の紹介で当院来院。
初診時、手足、下腹部の冷えが顕著。顔から頭頂部にかけては明らかな熱感があり、冷えのぼせの状態。
お顔の肌荒れがあり、背中の上部にもにきびらしきものが目立ち、舌診での舌裏の怒張もありオ血の存在も認められました。
治療は内関、太衝、隔ユ穴などを使用。
2診目生理1週間前、頭部熱感があり頭痛もあった為、百会の刺絡(しらく)で1,2滴血を抜きました。
この治療後頭痛、めまいはほぼ消失。身体全体が軽くなり、お顔の肌荒れも改善
3診目、生理が来てからも調子は良く、こんな状態は何年ぶりかと御本人も驚かれていました。
生理痛やPMSなどで日常生活に支障をきたしている方は少なくありません。
小さいお子さんを抱えている方やお仕事をされてる方はなおさらつらいと思われます。
今回の症例のように数年前からの激しい症状であっても短期間に改善する事は良くあります。
身体の状態が改善される事で、肌荒れの改善など美容の面でも相乗効果を得られた症例でした。