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顔面神経麻痺に対する鍼灸治療
2017/09/06
9月11日(月)
70代 男性 8月初旬、朝口をゆすごうと水を含んだら右口角から水がもれる。
鏡で顔を見ると右目尻や口もとが下がりしゃべりづらい状態。
翌日神経内科を受診。右顔面神経麻痺と診断され、ステロイドを処方される。
10日ほど様子をみるも、改善が見られないため弟さんの御紹介で当院来院。
初診時は写真1にあるように麻痺のため右目尻が下がり、右ほうれい線が薄くなっています。
また右目を完全につぶる事ができませんでした。
3日後の2診目には写真2にあるように、右目の下がり具合が改善し右ほうれい線も出てきました。
7日後の3診目には目尻もほぼ左右対称となり、右目をつぶる事ができ、自然な笑顔ができるようになりました。
顔面神経麻痺は脳血管障害など重篤な疾患が原因であるものを除けば、鍼灸治療が奏功します。
今回は比較的麻痺の状態も軽かったため短期間で回復する事ができました。
ただその場合も治療を開始するまでのスピードが重要です。
突然左右どちらかのお顔の動きや見た目に違和感を感じたら、まずは神経内科などの医療機関を受診しましょう。
注)当初、このブログは文面にもあるように表情の変化を写真付きでアップする予定でしたが、患者様が不特定多数の方に見られるのは恥ずかしいと言われたので写真は割愛させていただきます。個人的に見ていただくのは大丈夫ですので、顔面神経麻痺をわずらい当院での治療経過を写真でご覧になりたい方は御連絡下さい。