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坐骨神経痛と刺絡(しらく)治療
2018/01/29
1月29日(月)
インフルエンザが大流行のようです。受験をひかえている方も多いと思います。手洗いうがいを励行し体調管理には十分お気をつけください。
70代女性 長年左のお尻からふともも、むこうずねにかけての痛みやしびれに悩まされてる。病院で坐骨神経痛と診断され、週2回治療を行っていました。
最近旦那さんが体調を崩し、その介護などで負担が増え左膝から下の痛みが強くなり当院に来院されました。
ここ数日はじっとしてても痛みがあり歩くのも辛い状態でした。
むこうずねから足の甲にかけて紫色の細い血管、細絡(さいらく)が浮かびあがっており、東洋医学でいう瘀血(おけつ)の存在が認められました。
初回と2回目の治療は鍼のみの治療。治療後2.3日は楽との事でしたが、またもどってしまうとの事。
3回目の治療では細絡からを瘀血を出す刺絡治療を行いました。
効果はてきめんで膝下の痛みは大幅に減り、1週間は効果が持続しました。
現在も通院中ですが、症状はかなり楽になったとの事です。
瘀血がからんだ痛みやしびれは頑固で取れにくい傾向があります。そのような場合でも刺絡治療を適切に行う事で高い効果をあげる事ができます。