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副鼻腔炎(ふくびくうえん)への鍼灸治療
2018/05/22
5月22日(火)
50代女性
慢性副鼻腔炎を患っており、過去に二度手術の経験がありました。
ここ最近症状が悪化し、鼻水が喉におりたり(後鼻漏)自らの悪臭が気になるようになったのこと。
舌診では白い苔が厚くのっており胃腸の弱りと湿邪(身体に残った余分な水分)の存在がうかがえました。
首肩コリや頭痛があり、のぼせやすい体質です。
4月、5月は季節的にも気が上にのぼりやすく、副鼻腔炎も悪化する事が多い時期です。
治療は上にのぼった気を引き下げるのと、湿邪を取り除くことをメインに行ないました。
抗生剤を服用しながらですが、3診目には舌の状態も良くなり後鼻漏、においともに治まりました。
副鼻腔炎は何度も繰り返すと慢性化し治療が長期化する場合があります。
日頃から胃腸の働きを整え、身体にこもった熱や湿邪を取り除いていく事が重要です。