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高血圧について。
2015/11/09
11月9日(月)
日本国内では高血圧(収縮期血圧140以上、拡張期血圧90以上)と診断される人の数は4000万人にものぼるといわれています。
ほとんどの場合、運動不足や塩分の摂り過ぎなどの生活習慣が原因となりますが、患者さんの10%は
原発性アルドステロン症というホルモンの病気によるものだと考えられるようになってきています。
アルドステロンとは副腎から分泌されるホルモンで、体内の塩分を増やす働きがあります。
その為、塩分を摂り過ぎていないのにもかかわらず、アルドステロンの過剰分泌で血圧が上がってしまうのです
30代から40代の若い世代に多く、
急に血圧が高くなってきた。
拡張期血圧、下の血圧が100を越える。
降圧剤を服用しても血圧がなかなか下がらない。
夜間、小便の回数が増える
といった特徴があります。
原発性アルドステロン症は、脳卒中や心筋梗塞のリスクがより高くなるという報告もある為、働き盛りの世代で上記の項目に当てはまる方は正確な診断も含め、適切な治療が必要となります