3月22日(水)
50代 女性
2月はじめごろから左の口元のけいれんが起こりはじめたので整形外科を受診。頭や首のMRI検査を行なう。
そこでは血管が顔面神経を圧迫しているかもと言われ、薬で様子をていたがけいれんが治まらないためホームページを見て当院に来院。
2週間後に趣味でやっている楽器の発表会でソロパートがある為何とかけいれんを軽くしたいとの事でした。
けいれんには波があり、緊張したりストレスを感じると悪化。肩こりも悪化要因となるようです。
元々メンタルが弱く、緊張したり落ち込んだりしやすい性格との事。
治療もその辺りのフォローを意識し、東洋医学での肝、腎のバランスを整える鍼をしました。
初診は左百会、合谷、太衝、肝ゆ穴を使用。
2診目 前回治療後リラックスできたが2日間けいれんは増したとの事。治療後一時的に症状が悪化する事はありますが治療の方針は間違っていないと思ったので使うツボと刺激を前回より軽くに変更。
3診目 けいれんは大幅に減少し発表会のソロパートも無事演奏する事ができたと喜ばれました。
現在は体調管理のため週1回治療に見えています。
顔のけいれんは顔面神経の物理的圧迫が原因で外科的処置が必要であるものや何年も前から慢性的にあるもの以外は鍼灸治療が有効です。
ストレスや疲労、首肩こりが悪化要因となる事が多く、東洋医学的診断で全身のバランスを整える事で改善していきます