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膝の水への対処

2019/06/24

6月22日(月)

加齢による変形性膝関節症や打撲などの外傷により膝の周囲に水が溜まる事があります。

腫れや痛みが強い場合、外科などでは溜まった水を注射で抜く処置をしますが、またすぐ水が溜まり何度も抜いた経験を持つ方も多くみえます。

膝の水は正常な状態でも存在しますが、関節内に炎症が起こることにより多量に分泌されます。

膝に水が溜まっていると膝を支える筋肉や靭帯が過緊張を起こし膝の動きが制限されます。

それが膝の水の吸収に影響し腫れを長引かせている要因の一つとなります。

先日も自転車で転び膝を打撲し膝に水が溜まった方が来院されました。

転んでから3ヶ月近くたっても膝は腫れたままで正座ができない状態です。

治療は膝や膝の皿、足首、股関節の動きを確認し関連する筋肉へのアプローチを行いました。

3診目には膝の水は半分以下に減り、階段の昇り降りや長時間の歩行後も水が増える事は無くなり正座もできるようになりました。

治療はあと数回はかかると思いますが順調に経過してます。

リウマチや感染症など全身性疾患を除けば膝の水は鍼灸治療により効果的に減らす事ができます。

 

 

 

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