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卵巣予備機能
2015/09/01
9月4日(金)
妊娠するうえで最も重要な働きをする卵巣。視床下部、下垂体の影響を受け卵子をつくり女性ホルモンの産生を行ないます。
卵巣の働きをあらわすひとつの指標として、AMH(抗ミューラー管ホルモン)という数値があります。
血中に含まれその量で卵巣の予備機能、卵子をつくる機能があとどのくらい残っているのかを知る目安となります。
年齢とともにその数値は減少していき、卵子をつくる働きにも影響するため不妊治療を行う際にはこの数値も考慮し
ステップアップの時期や卵巣刺激法の選択などを行ないます。
前回述べたように不妊治療の定義が2年から1年に短縮されたのも、年齢とともに卵巣予備機能が低下し良質な卵子をつくる事が困難になる事を防ぐ意味合いが大きいと思われます。
また卵子の質のいい、悪いは半年前には決まっているとも言われており、高齢での出産に対してはホルモンバランスの調節も含め早い段階で妊娠に向けた身体づくりが望まれます。