9月25日(金)
タイミング療法を一定行い妊娠しない場合は一般的に人工授精(AIH)へとステップアップします。
人工授精とは、事前に採取した精液を洗浄、濃縮、保存し排卵日にあわせ人工的に子宮内に注入するという方法です
旦那さんが性交時に射精までいかない場合やヒューナーテスト(性交後の子宮頚管内の精子の状態を見るテスト)
に問題がある場合に有効です。
逆に言うとヒューナーテストが陰性の場合、性交後子宮内に精子は存在しているという事なので、人工授精のメリットは薄れてきます。
ただ濃縮した精液を注入できる事や、エコーやホルモン数値で排卵日を予測できたり、場合によってはクロミッドなどで排卵誘発を行なう事でタイミング療法に対してのアドバンテージは得られます
(クロミッドは長期間服用する事で子宮内膜を薄くしてしまう可能性もあります)
ある統計によると人工授精での妊娠率は5~20%で、年齢とともにその確率は低下します
ですので40歳以上の方やAMH(抗ミューラー管ホルモン)の値が低い方。
卵子のピックアップ障害や卵管閉塞がある方は積極的に次の体外受精(IVF)へとステップアップしていきます。