6月17日(月)
当院では不妊鍼灸治療に対し積極的に取り組んでおります。
患者さんには妊娠に至る上で大事なのは卵子および受精卵の質だとお話しています。(排卵障害、卵管のつまり、ピックアップ障害、高プロラクチン血症など不妊の原因となるものが除外された上で)
それ自体は間違いではないのですが、中には体外受精において受精卵が胚盤胞まで成長しグレードも良いものを何度も移植しても妊娠にいたらないという方もみえました。
そういった中,最近着床不全の原因のひとつである子宮内膜の問題が注目されています。
その一つとして着床の窓と呼ばれる体外受精における移植のタイミングを正確に特定するERA検査を実施する病院が増えてきました。
着床の窓は1~2日しかなくこの時期を外すと着床の確率が下がると言われています。
ERA検査により移植のタイミングをより正確に合わせる事で妊娠の確率を上げるのが目的です。
他にも着床障害や反復流産の原因となる子宮内細菌感染の有無を調べるEMMAやALICEといった検査も注目されています。
ERA検査に関しては、費用が高額なのと科学的根拠がはっきりと確立してない部分もあり普及途中の段階ですが今後検査を行なう病院は増えていくと思われます。
当院での治療も体外受精を行なう患者さんにたいしては、移植をした日と着床の頃には治療を行うようにしています。
これも着床の窓を意識し身体を妊娠しやすい状態にする為です。
不妊鍼灸治療は初回は初診料のみで行っております。
無料でのカウンセリングも行なっておりますので、婦人科通院中の方や検討中の方は御相談下さい。