4月12日(月)
高校3年生男子 陸上5千メートルの選手
今年に入ってから左くるぶし周囲が痛むようになり整形外科を受診。
有痛性外脛骨(ゆうつうせいがいけいこつ)と診断される。有痛性外脛骨とは足関節を構成する舟状骨の内側にできた外脛骨により内くるぶし周囲に痛みをともなう疾患です。
激しいスポーツを行う方、偏平足の方に多くみえます。保存療法が基本ですが日常生活に著しく支障がでれば手術の適応にもなります。
この患者さんも偏平足気味なのと練習がハードな割には身体のケアが不十分だった事が原因の一つと思われます。
治療は後脛骨筋、腓骨筋、長母趾屈筋へのアプローチを中心に下腿三頭筋、大腿二頭筋の疲労を取り除き、足関節の矯正法を行いました。
2回目の治療後にはくるぶし周囲の痛みはほぼ無くなり、練習も支障なく出来るようになりました。