7月10日(火)
19歳、男性 大学陸上の長距離選手。
2週間前から右下腿内側の痛みを感じるようになり1週間前からは練習も休んでいる。
安静にしていても痛みは引かず、1週間後には大事な大会がある為当院に来院されました。
以前も何度か同じような症状があり、整形外科でシンスプリントとの診断をうけてたようでです。
シンスプリントとはすねの内側下3分の1付近におこる痛みで脛骨過労性骨膜炎ともいわれます。
主に陸上やサッカーなどのスポーツによる下腿部内側の疲労、炎症が原因で場合によっては治癒までに数ヶ月単位の時間を要する場合もあります。
今回の患者さんは1週間後に大会を控え、練習もままならないという事だったので早期に回復できるよう施術を行いました。
治療は経絡を意識したツボに鍼をし気血の流れを改善したうえで痛みの原因筋となる、後脛骨筋(こうけいこつきん)への手技によるアプローチを行いました。
治療は奏功し2度目の治療後には練習ができるようになり大会にも無事出場されました
今回痛みの部位だけでなく全身のチェックを行なったところ、御本人も気づいてなかったのですが左右の肩の高さの違いが目立ちました。
そこで胸椎の骨格矯正にをおこなうことで肩の高さがそろいその即効性に御本人もびっくりされてました。
スポーツ選手の治療を行う上では痛みを取りなおかつ高いパフォーマンスを維持できるかが重要となります
そのためには患部だけでなく全身を細かく観察、診断しトータルバランスを整える事が大切です。