1月11日(月)
60代 男性 昨年11月、50センチ程の高さの脚立から転倒し右肋骨を骨折。
同時に左肩を強く打つ。左肩は骨には異常無かった。
右肋骨は一ヶ月ほどで治癒するが、左肩の痛みが取れず現在に至る。
2、3回整体でマッサージ等を受け直後は楽になるが、すぐに戻ってしまう。
肩関節の運動制限と痛みを伴い、打撲による腱板炎から五十肩に移行したものと判断。
関節の動きが著しく制限される拘縮(こうしゅく)期の手前の状態です。
一般的に五十肩の拘縮期に移行した場合、治るまでに半年、1年と時間がかかる事もめずらしくありません。
この患者さんの場合は打撲によって出来たオ血(滞って汚れた血)と経絡上のアンバランスが原因と考え、足臨泣(あしりんきゅう)というツボをメインに治療を行いました。
治療は奏功し、4回の治療で痛み、拘縮とも改善、治癒にいたりました
打撲や外傷がきっかけで痛みが長期に及ぶ事は良くありますが、早い段階で適切な治療を行う事で慢性化に移行するのを防ぐ事ができます。