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掌蹠膿疱症
2011/03/30
3月30日(水) 35歳 女性 以前よりアトピー性皮膚炎の治療で通院。 症状は軽減し、健康管理も含め時々来院されている方。一週間前にいつもより多めの量の焼肉を食べると、翌日から手のひらに発赤とかゆみを発症。すぐに皮膚科を受診し、掌蹠膿疱症と診断される。軽度のステロイド軟膏使用するも改善せず。掌蹠膿疱症は難治性で治療には時間がかかると言われ、少しでも良くなるならと当院で治療を開始。元々内熱(身体の中に熱がこもる)傾向である中で、過度の飲食により内熱がさらに助長 手のひらの発赤とかゆみにつながったと考えました。
治療は以前行っていたアトピー性皮膚炎の治療と同様、合谷、行間、内庭などを使用した清熱治療と共に、今回は指先から1、2滴血を出す刺絡治療を行いました。この治療が奏功し、4診目には発赤、かゆみともほぼ消失。以降現在も再発はしてません。この症例は発症後すぐに治療ができたのと、刺絡治療が有効だったのが大きかったです。 刺絡治療に関しては他にも様々な疾患に有効ですのでまた詳しく述べたいと思います。